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レザクラCADの真骨頂!縫い穴を実際の見た目で表示できるCADって他にあるんだろうか?

菱目打ち?ヨーロッパ目打ち?逆目?ノープロブレム!

 
レザークラフト専用CADと普通のCADの違いはどこにあるのか?!その答えの一つが、目打ちの形状を自由に変えられることだと思います。え?そんなの他のCADでもできるよ!という意見もあるかもですが、他のCADではあくまで目打ち位置に目打ちの形状のShapeを置いているだけで、それ以外とくに何も意味は無いと思います。
 
ところが、このレザクラCADでは、目打ちを目打ちとして認識しています。それが菱目なのかヨーロッパ目なのか平目なのか丸目なのか?そのピッチは3mmなのか4mmなのか?角度はどれくらいなのか?などなど。そして、菱目をヨーロッパ目に変更したり、ステッチラインに沿って自然な角度で打つ事も自動で行います(まだ実装できてません。予定ですw)。
 
 
また、俺の菱目打ちや菱錐(菱ギリ)はちゃんと仕立ててあるのでそんなに分厚くないわ!!って人向けに、刃の長さや幅をカスタマイズする機能もあります。
 
僕はこのレザクラCADを単なるCADではなく、ある程度リアリティのある疑似的なレザクラ体験ができるCADにしたいと思っています。なので、設計した図面を見ると、実際に革を切り出して目打ちをした時のイメージがわかるように。そうすると、あ、ちょっとこの辺はこの菱目打ちだとスペースに無理があるな、とか、ここは逆目にした方がデザイン的にいいなー、なんて事が事前にわかるので、作ってみたけど失敗したー!!って事が減るんじゃないかと思います。あと、出張中で革を触れないけど、バーチャルに菱目打ちして癒されようって目的にもつかえるかと(笑)。
 
僕は最初、こんな機能が欲しいと思うのは自分だけで、他の人は目打ちマークはドットで全然問題ないのかも?と思っていたのですが、このツイートの反響を見る限り、多くのレザークラフター、しかもツワモノの人達ほどイラストレーターやJW_CAD、その他CADで図形登録して頑張っていらっしゃる事を知りました。これはもう大変な努力です。一般民には無理ですw。
 
なので、このレザクラCADを使うことで、僕らみたいな一般民でも同じことが簡単にできれば喜ぶ人が結構いらっしゃるのではないかと思いました。
 
なお、この目打ち形状ですが、例えばレーザー彫刻機で革を図面通りに切り出すときに目打ちの形状で切り出されてしまうと大迷惑なので(^^;;、PDFやDFX形式でExportする際には目打ちは全てドットに変換して出力するオプションを用意しようと思っています。(PDFやDFX形式でのExportに関しては今のところ努力目標です。PDFはMacもWindowsもOSの印刷機能でPDFに出力できるので印刷機能さえサポートすれば実現できたも同然ですが、DFXに関してはちょっとフォーマットが複雑すぎるので、いつ実装できるか分かりません。DFXとかSVGでExportできないと僕もレーザー彫刻できなくて困るので早めにサポートしたいとは思っていますが、どれくらい大変か今ちょっと見えてません)。
 
あ、そうそう、この動画を見てお気付きの方もいらっしゃるかとは思いますが、普段はWindows版のデモ動画を公開していますが、今回のこれはMac版です。MacでもWindowsでもどちらでも使えるようにするつもりです。今のところは問題なさそうです。

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