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比較的安価なのに結構使える手動革漉き機を入手した

全然期待はしていなかったんですが、、、

 
これまでは革を買う時にあらかじめ1.5mmとか1.2mmとか何となく自分の用途で需要が高そうな厚さに漉いてもらってましたが、やっぱり同じ革で違う厚みが欲しい事が多々あり、こんなの厚みごとに買ってたら破産するわ!かと言って高価な革漉きマシンを購入する資金もスペースもないので、手動で何とか均等に目的の厚さに革を漉く事ができないかと革包丁を使ってみたり、カンナを使ってみたり、フレンチエッジャーでやってみたり、いろいろ試してみて、それなりには出来る目途は立ったのですが、ムラなく出来るようになるまでは相当熟練が必要だな、と。うちにある革全部使いきっても足りんわ。
 
という訳で、修業は修行で続行するとして、それまでの間少しでもチートできないかなーと思い、ダメ元で安めの革漉き機をAmazonで3つ購入して試してみてます。で、結論から言うと実は一番期待していなかったこれが今んとこ一番使いやすくて実用的だったので紹介します。
 
 
僕は今現在アメリカに住んでるので購入したのは米国Amazonのこれですが、
 
日本のAmazonで売っているこれが恐らく同じものなのではないかと思います。
もしくはこれ?
 
上記のTwitter動画を見てもらえばわかりますが、2mmの革をいとも簡単に1.4mm、更には1mmにかなり奇麗に漉くことができました。これには驚きました。何しろ使ってる刃はよくある大き目のカッターの刃(10cm幅)なので、ここまでスムーズに漉けるとは思っていませんでした。厚みも本体のネジで好きに調整できます。左右のバランスを取るのに少し練習は必要ですがすぐに慣れると思います。
 
ただ、やはり万能という訳ではなく、10cm幅の刃ですが、実用的な幅は恐らく8cmくらいがせいぜいだと思います。5cmくらいだと力もそんなに必要ない感じですが、8cmになると最初に斜めに引っ張ってキッカケを作るコツを覚えないと難しいです。あと、極度に柔らかい革は苦手だと思います。僕が試した範囲では、通常のヌメ革は全然OKで、Pueblo(プエブロ)やMinerva Liscio(ミネルヴァ・リスシオ)は7cm幅であれば1mm厚程度にするのは全然余裕な感じでした。
 
という訳で、もし用途がそれくらいの幅に収まるようでしたら、この手動革漉き機は値段的にもトライしてみる価値はあると思います。
 
あ、そうそう、この革漉き機ですが、木の板にねじ止めして、その板を万力やクランプ等でテーブルに固定して使った方が良いです。というか、そうしないと革を引っ張るときに革漉き機がグラグラ動くしちゃんと革が漉けません。固定すことが最大のポイントです!
 
あと僕が購入したもう1つは日本では米国より3倍くらい高い価格で売られていてちょっと躊躇すると思いますし、もう一つは全く買う価値すらない状況でしたので(^^;;、ここでは紹介しないでおきますね。気になる方はTwitterの方を追ってみてください(笑)。
 

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