レザクラ道具紹介
レザークラフトの道は道具沼への道(笑)。要らないものまで買ってしまって何度後悔した事か。という訳で、ここでは自分が実際に入手して使ってみて良かったなと思った道具を紹介します。
将来的にはスポンサー様の商品を別ページで紹介させていただくこともあるかも知れませんが、少なくともこのページで紹介している物は全て自費で購入したものです。宣伝目的で無償で頂いたもの等は一切ありません。ので、ここに書かれているレビューは一切忖度の無い僕の素直な感想です。少しでもお役に立てば。(新しいものをどんどん上に追加していきます)
革命的な消しゴムサイズのウッドブロック
ZESTIENさんのこの消しゴムサイズのウッドブロック、いやー、凄いですね。ほんと革命的。ガラス板などを使うより床磨きが圧倒的に早く楽にピカピカに仕上がります。しかもこの丸みを帯びた木のブロックの癒し感が半端ない。これは2023年ベストバイにランクイン間違いないと思います。
バスケット刻印のズレを防いでしかもサクサク刻印できる
バスケット刻印に先日初めてトライして、いやこれめっちゃ大変だわーと思ったのがこのツイート。思ったよりはましだったけど、それでもずれるずれる。時間も凄い掛かりました。まあ何しろいろいろ分からずにやらかしちゃった部分も多いのですが。
で、思い出したのがさんた屋さんの辻褄くんジオの存在。これはちょっと入手してみる必要がありそうだと思い、手持ちのバスケット刻印用の辻褄くんジオを作ってもらいました。結果・・・めっちゃ楽でしたww。バスケット刻印、面白いなー。余裕があったら今後入手するバスケット刻印全部に辻褄くんジオを作ってもらいたい!
サークルカッター (Circle Cutter)
これは革を円形に切り抜くためのサークルカッター。元々は右の黄色いコンパスみたいなのを使ってたのですが、真ん中に穴が開いてしまう難点が。で、Twitterで左の透明なnt (エヌティ)のサークルカッターを教えてもらってに乗り換えました。こいつは真ん中に針穴が付かないだけじゃなく、切れ味も抜群。他にも白とか黒とかあるけど、位置合わせし易い透明が断然お勧めらしいです。
革砥 (Leather Strop and Compound)
革砥は革包丁の切れ味を常に最高に保つ為の必需品ですね。僕は両面になってる革砥をメインに使ってて、片面は青棒を塗り、もう片面は革の銀面のままにして仕上げは必ず銀面側を使います。革砥を使ってない方は今直ぐに革砥をググって調べてポチった方がよりハッピーなレザクラ生活を送れると思いますよ!
ニードルボトル (Needle Bottle)
ニードルボトルもレザクラの必需品かも。僕はトコノール、白ボンド的な接着剤、そして圧着用のLearherセメントをニードルボトルに入れて使ってます。狭いところやヘリに直接少量塗れるので便利。しかも僕は3Dプリンターで写真のようなホルダーを作って、いつでも直ぐに使えるように液体が下に来るようひっくり返して置いてます。
やっとこ (Leather Edge Plier, Flat Plier)
協進エルさんのやっとこ。ゴム糊を薄く塗って半乾きになった革同士を圧着させるのにとても役に立ちます。なかなか無いんですよね、挟み込む部分がギザギザになってないまっ平なのって。買ったままの状態でも使えますが、挟み口に薄い革を貼った方が圧着の時に革に傷がつかないので両面テープとかで革を貼るのがお勧めです。あと、僕は柄の部分はこんな感じで革巻きしちゃいます(^^)。
カンナとノギス (Plane and Caliper)
小型カンナがあるとちょっとした簡易革漉き機として使えます。慣れると0.1mm単位くらいで調整できますが、カンナの刃が相当良く研がれてないときついです。この写真は削りくずが結構細かいですが、もっとちゃんと刃を研ぐと鰹節みたいな削りカスが出ます。革の厚みを測る道具は何種類かありますが、僕は普段使いはこのノギスで、もう少し大きな革はMAG-ic Probeというマグネットを使ったデプスゲージを使ってます。元々はギターのサウンドボードの厚みを正確に調整するために使ってたものですが、レザクラでも活躍してくれてます。
ちなみにノギスは挟むところが樹脂製のもありますが結構測定がぶれます。もしレザクラ以外にも用途があるなら、挟み口が金属のものを買った方が精度が高いので応用範囲が広いです。レザクラだけなら小数点以下第一位までで大丈夫なので樹脂でも全然OKです。
革包丁とヘリ落とし (Leather Knife and Edge Beveler)
革包丁もヘリ落しも他にも幾つか持っていますが、この3つはどれも岡製作所の製品。岡製作所さんはお手入れのしやすさを念頭に置いた製品も扱っていらっしゃって、このヘリ落しも革包丁も、一般的なものよりも研ぎ易いのが特徴です。もちろん切れ味も抜群です。価格設定もリーズナブルなので、入門セットを卒業してワンランク上の道具を揃えたい方は要チェック!強いて欠点を言えばクレジットカード決済も銀行振り込みにも未対応で宅配代引きだけなんですよねー。それだけが残念。
3Dプリンターで作った自作スタンド
レザクラやってるとどんどん道具が増えていって収納に頭を悩ませることになりますが(笑)、3Dプリンターを使うと、自分が持っている道具に特化したスタンドをいくらでも作成することができてとても便利です。他にも3Dプリンターがレザークラフトに役立つシーンは沢山あります。ウェットフォーミング用の型を作ったり、ちょっとした収納を作ったり。
刻印
やっぱり自分で作ったレザークラフトものに刻印が入るとテンション上がりますよね!僕は刻印は SIDEさんにお願いしてアクリル刻印を作っていただきました。どんな刻印が良いか自分では漠然としたイメージしか持っていなかったのですが、SIDEさんに希望を伝え、出てきた案全てが気にいたので一つに絞れず、まあ製品のタイプによって刻印を変えるのもありだよね?と無理やり自分を説得して3種類作っていただきましたww。SIDEさんのアクリル刻印はどれもクッキリ綺麗に刻印が入るので感動です。
SIDEさんに刻印をオーダーするとオプションでこの目盛りが付いた刻印ガイドも一緒に作ってくれるのですが、これが凄く便利なんです。刻印を入れたことがある人は経験あると思いますが、プレスしてみたらずれてた!って事が結構あるんです。アクリル刻印は透明だから真鍮の刻印に比べると真っ直ぐ押し易いですが、それでもたまにずれます。この刻印ガイドがあるとそういうイージーミスがほぼゼロになるのでとても助かっています。
プレス(刻印、ボタン取り付け、その他用途)
そしてアクリル刻印に欠かせないのがこのプレス!僕はプレスもSIDEさんのこのプレスを使っています。僕はどうやらこのプレスのユーザー第一号のようですww
刻印をオーダーして仕上がったのを見せていただいた時にデモでSIDEさんがこのプレスの試作品を使ってプレスして動画で見せてくれたんですが、あっさり一目惚れしましたww。姿かたちに惹かれたのもあるのですが、それよりも、ミニマリズム的なフォルムと、レバーを押下した時にそれをホールドしたままにしてくれる機能がツボにはまりました。しかもアタッチメントを変えるとジャンパーホックやバネホックの取り付けにも使えると言うことで一石二鳥ではないかと。
Twitterでもレポートしましたが、このプレスの使いやすさと性能には大満足です。プレスを使うとこんなにあっという間に奇麗に刻印が入るのか!と感動しました。
実はそれまでは短期間ですが五助屋さんで買ったねじ式のイージープレスを使ってたんです。本当は五助屋さんのALL-2000という多機能プレス(レザークラフト万能機)が欲しかったのですが、ちょっと値段的に手が届かないのと設置場所が無い理由で、ALL-2000が買えるようになるまではこれで我慢しようと思ってたんです。が、何しろネジ式なので沢山刻印を押そうと思うと結構辛いんです。
あと、やはりこれだけネジ軸が細くて長くてぐらついてて、しかもプレス部分がシリコン?的な柔らかい足にメタルプレートが入っているだけなので、均等に押すための調整に結構時間が掛るんですよね。毎回じっくり調整した後に結果として刻印自体はとても奇麗に入れられるのでそこはよかったのですが、やっぱりちゃんとしたプレスが欲しいなーと思いまして。ただ、価格的にはこれすごくお安いので、プレスを買う余裕はないけどとりあえず奇麗に押せる簡易プレスが欲しい!って方にはお勧めできます。コツをつかむのに少し試行錯誤が必要ですが、どれくらい強く巻いて大丈夫なのかとかその辺を掴めばしめたものです。あと、五助屋さんもおっしゃられてましたが、長時間押さえっぱなしにする事が出来るので、クロム鞣しの柔らかい革とかでも長い時間をかけて刻印できるメリットもあります。
あとはプレスと言えば、僕は使った事は無いですがとても気になっているのがクラフト・ノラさんのクオイオPROですね。上記のSIDEさんのプレスは刻印とボタン取り付け、それと小さめの抜き型を使った切り抜きは出来ますが、高さが足りないので目打ちをプレスしたりは出来ません。
ので、刻印も目打ちもホック取り付けも1台でやりたいという方にはクオイオPROはとてもいいかも知れません。興味あるのでいつか買ってしまいそうですww
大き目の抜き型や刻印、熱を使った箔押しも考慮に入れると最終的にはやはり多機能でパワフルな五助屋さんのALL-2000が欲しいなと思うのですが、とりあえずのステップアップとして、SIDEさんのプレスとクオイオPROを横に並べて使うってのはありな気がしてます。クオイオPROを使っている方の感想をぜひ聞いてみたいです。あのぶっとい木製の塊に物凄い暖かみを感じます(^^
で、SIDEさんのプレスに話は戻りますが、まだあまり試せていないのですが、ホック系の取り付けもとても簡単楽ちんで、失敗することなく奇麗にホック打ちができます。実は僕はハンマーを使ったホック打ちが苦手で、10回に6回は失敗してましたww
それがSIDEさんのプレスを使う事で失敗ゼロです。ゼロ!
まだ20個くらいしかホック取り付けを試していませんが、正直失敗する気がしません(笑)。
あと、小型の抜き型で革を切り抜くのも試してみましたが、、、あれ?写真撮ってなかったっけ?どうやら写真を撮り忘れていたようですが、したのツイートの大きい型だとかなり切れ味が良くないと抜けないですが、小さいものは結構サクサクと抜けます。いつか実証動画を作ろうかな。ただ、僕が買ったこの抜型セットがいまいち切れ味が悪くて、研がないとまともに切り抜きできないのでちょっと別のを入手しようか迷ってます。これアメリカにいる時に買ったんですが、どの店で買ったんだっけなー?覚えてない。少なくともAmazonの履歴には無かったです。うーむ。
という訳で、結論から言うとSIDEさんのプレス、お勧めです。ちょっと価格が高めですがそれだけの価値はあると思います。
楓さんの可変ピッチ目打ち
今はもう製作はされていないようですが、楓さん(Kaede Leatherworkdsさん)の可変目打ちがスグレモノすぎます。美しいフォルムに切れ味抜群なブレード。これが更に可変ピッチなんですよ!レザークラフトCADの売りの一つが自動目打ち機能における自動ピッチ調整です。つまり僕のレザクラCADと楓さんの可変目打ちの相性は抜群なんですよね。写真左が菱目打ちで、右側がヨーロッパ目打ちです。レザクラCADのリリースでニーズが高まったら再販を検討してもらえるかも、、、?そのためにはレザクラCADの認知度がかなり上がらないとですね(^^;;
自作のツールスタンド
レザクラCADと3Dプリンターでよく使う手持ち道具がコンパクトに収まるツールスタンドを作っています。作り方はこんな感じ。
レザクラやってるとツール類がどんどん増えて行くのが悩みですよねw。普段から整理整頓する癖をつけておかないと机の上があっという間に偉い事に・・・
そんな状況を改善するためにはオーガナイザーが役に立ちそうですが、結構高いし、自分の手持ちのツールをピッタリ納められるのってなかなか無いし。
という訳で、自分が良く使うツールだけを常に机の上に出しておくためのスタンドを作ってみました。これ結構お勧めです。整理整頓に悩んでる人が居たらぜひ!
あとこのツールスタンドは拡張できるようにしてあるので、以下の例のようにいくらでもスタンドをアドオンできます。
以前は以下の写真のような感じで空き箱に穴を開けて頑張ってました(笑)。
でもこれはこれで便利でした。3Dプリンターをお持ちでない方でオーガナイザーが欲しい方、これお勧めです!
革包丁には革を巻くべきか?
どうなんでしょうね?僕は何でも革巻くの大好きなのでw、革包丁も巻いてます。握るだけで幸せになれます。僕は家の中のものもいろいろ手あたり次第巻いてますww
お手軽文字刻印
このクラフト社のアルファベット刻印シート、かなりスグレモノです。こんなペラペラの透明シートと頼りない木の棒で本当に刻印できるの?!と心配になりましたが、こんな感じにちゃんと刻印できます。メタルのに比べたらクッキリさは劣るかもですが、透明なので直前に刻印した文字と合わせやすく、ストレスなく刻印できるので僕は好きです。
ちなみにレザークラフトCADのロゴ画面もこの刻印シートを使っています(^^
手動革漉きマシンあれこれ
執筆中・・・
このタイプの革漉き機を持っている方、ブレードを研ぐために取り外した後、最適な刃の位置が分からなくなって使い物にならなくなったなんて人いません?(笑)。そんな方のために、新品の時の刃の位置を拡大して載せておきます。これ結構大事!もちろん個体差はあるでしょうが、、、
プエブロ(Puebro)の革
丸目打ち兼ホールポンチ
丸穴は僕はこのWUTAの丸目打ち兼ホールポンチを使っています。この目打ちには丸ギリとポンチ両方がついてきてリムーバブルなので目的に応じて取り換えられるのでとても便利です。開けた後の穴もきれいです。